こんにちは☺︎福岡天神南のプライベートネイルサロン ARCO NAILのSayakaです。
ジェルネイルに関してネット検索をしていると「ジェルネイルは危険?!」みたいな見出しが目に入ってくることがあります。中身をよく読んで見ると、ネイリストからしたら当然のようなリスクが書いてあるのですが、結構極端な事例や症状が紹介されていることが多いです。
ジェルネイルは絶対安全!ということではありませんが、正しく行っていただければその他日常で行なっているほとんどのことと同レベルのトラブルリスクだと思います。安心してジェルネイルを楽しんでいただくためにも、この記事ではジェルネイルで起こり得るトラブルに関する正しい基礎知識をご紹介したいと思います。
ジェルネイルは危ない?トラブルになるリスクとは?
グリーンネイルはほっておくと、最後は爪が剥がれる?
グリーンネイルとは
ジェルネイルの危険性としてよく言われるのがグリーンネイルです。原因は緑膿(りょくのう)菌の繁殖で、俗にいう爪カビです。
グリーンネイルが進行するとちょっとグロテスクな見た目になるため、その画像を見せて「ほら、ジェルネイルは私のいうことを聞かないとこんなにも危険なんですよ!」と言って自分のサロンへの通院を促したり、薬を売ったりするために不安を煽っているサイトが多いんです。
グリーンネイルの症状と正しい理解
実はグリーンネイルは変色以上の健康上の被害はないのですが、この辺りは皮膚科のお医者さんの声を見ていただくのが一番だと思います。
「グリーンネイルをほっておくと、最後は爪がはがれる」「ネイルの器具を経由してほかの指にうつる」。ネットでグリーンネイルを検索すると、変色した爪の画像とともに、おどろおどろしい文句が並ぶ。これらはすべて間違いだ。「緑膿菌は爪の色を緑に変えるだけで爪を侵食したりしない。皮膚の上に日常的に存在する菌で、水で洗えば落とせる。ほかの指にうつることもない」。「神楽坂 肌と爪のクリニック」の野田弘二郎院長はそう話す。
(引用:中日メディカルサイト)
グリーンネイルになる原因
グリーンネイルになる原因は、施術から3〜4週間経ってジェルが浮いてくると、その隙間は水分が入り込む狭くて蒸れた空間になります。そこで緑膿菌が繁殖し、爪の表面を変色させてしまうんです。
ただし、グリーンと言っても初期症状は「黄色~薄い緑」へのうすーい感じの変色です。
グリーンネイルはジェルネイルをオフした時に発見される場合がほとんどなので、軽い症状の場合はそのまま表面を削って対処します。進行していると判断した場合には、「2週間はジェルもマニキュアもせずに普通に生活」していただく必要があるため、その日は施術をお断りしています。
グリーンネイルにならないための対策
グリーンネイルにならないためには、3〜4週間程度の正しい付け替えの時期を守っていただくことが重要です。くれぐれもジェルネイルをしたまま剥がれるまで放置するようなことはしないようにお願いします。
3〜4週間周期で正しく付け替えを行なっていただく分には、グリーンネイルは恐れる必要がなくジェルネイルを楽しんでいただけます^^
ジェルネイルを続けていると爪が痛んで薄くなる?
ジェルネイルを続けていると、どんどん自爪が薄くなって、最終的にはペラペラの割れやすい爪になるという誤解もあるようです。
確かにジェルネイルの施術をする際には、サンディングといって自爪にファイル(爪やすり)をかける工程があります。しかし、3〜4週間に1度のサンディングでは爪が薄くなるほどは痛みません。
自爪が大きく痛むのは正しくネイルオフをせずにジェルが無理やり剥がれてしまった時です。浮いてしまった部分から自分で力任せに剥がれてしまったり、どこかに引っかかってバリっと剥がれた時には自爪が大きく痛むことがあります。痛んだ爪にジェルを乗せても剥がれやすい状態が続きます。
[nlink url=”https://arconail.com/gelnail-nagamochi-topcoat/”]丁寧に扱っていても3週間も持たなくなっているのであれば、しばらくジェルネイルは休憩されることをおすすめします。手の爪は半年程度で生え替わるので、最長半年休憩いただければ大丈夫です。
サロンで周期を守って定期的に付け替えを行なっていただく場合には、休憩の必要はございません。私自身ネイリストによって4年以上ジェルネイルをし続けていますし、当店でも長く通っていただいているお客様から爪が薄くなってきて痛くて続けられなくなったと言われたことはございません。
正しい周期を守って継続的にジェルネイルをお楽しみください^^
ジェルネイルでアレルギーになる?
もう1つ心配な情報がアレルギーですよね。
まず前提としてなんですが、ジェルネイルの学校を卒業しても詳しくアレルギーについて学ぶ項目はございませんでした。なので基本的にジェルネイルとアレルギーの関係性は薄いものです。
ただし、私もジェルネイルについて勉強をしていく上で、施術中にアレルギーを考慮しなければならないことがあることは学びました。しかし、実際に当店でアレルギー症状を訴えられたお客様はいらっしゃらないので、これから紹介するのはあくまでも個人的に学んだことです。
受け売りのことばかりですので、審議が気になる場合は鵜呑みにせず、皮膚科にご相談されることを前提としてお聞きください。
ジェルネイルで起こるアレルギー症状
ジェルネイルで起こるアレルギー症状は、ジェルネイルを施した指の周りが
- 痒くなる
- 腫れる
- 水疱ができる
などだそうです。
ジェルネイルを施して、1日、2日後にこのような症状が出た場合には、アレルギーの可能性があります。その際にはすぐにジェルネイルのオフを承りますので、オフをして皮膚科へ行っていただきますようお願いします。
ジェルネイルでアレルギーが起こる原因
ジェルネイルでアレルギーを起こす原因になるのは、以下の4つだそうです。
- ジェルに含まれる化学物質(HEMA)
- アセトン(有機溶媒)
- エタノール(アルコール)
- 紫外線
有機溶媒、アルコール、紫外線に関するアレルギーをお持ちの方は私よりアレルギーについて詳しいと思いますので、私からの説明は省きます。
ここで紹介するのはジェルに含まれる化学物質HEMAについてです。
HEMAとは
HEMAとは、2-Hedroxyethyl methacrylate(2-ヒドロキシエチルメタクリエート)という名前の化学物質で、ジェルの成分として多くのジェルに含まれています。このHEMAがアレルギーを誘発する物質と言われているため、ジェルネイルでアレルギー症状が出た方は、このHEMAが原因なのではないかと言われています。
ジェルの成分や比率などは公開されていないので、決定的に何がアレルギーを引き起こすかを特定するのは難しいんですね。
ただし、実際にジェルに対するアレルギーがあるネイリストさんが、自分でどのジェルでアレルギーが出たかを検証された非常に参考になる記事があります。
アレルギー対策として
アレルギーはお医者さんでもはっきりとは分からないことなので、上の方がアレルギー反応が出たジェルが悪いとは言い切れません。ただし、arco nailでも上の方がおすすめされているプリジェル+マジカルプライマー、パラジェルを自爪に触れるベースジェルに使っています。
[nlink url=”https://arconail.com/basegel-mochigaii-osusume/”]正しい対策ができているかはわかりませんが、出来ることは気をつけていますので、少しは安心いただければと思います^^
ジェルネイルを安心して楽しむために正しい知識を
ジェルネイルはマニキュアと比べて、持ちがいいというメリットがあります。その反面のデメリットも確かにありますが、「危険」と呼ばれるほどのものではございません。サロンに来店いただければ不安な点は丁寧に答えさせていただきますので、正しい知識を身につけて安心して爪を飾っていただければと思います^^